歯周病は、細菌が歯ぐきなどの歯を支える組織を破壊していく感染症です。
2005年の8020財団による調査では、歯を失うことになる原因の第1位は歯周病(41.8%)で、実はむし歯(32.4%)よりも多くなっています。また、成人の8割が歯周病にかかっていると言われております。定期的な歯科検診やクリーニングを受けていない成人の方は一度検診にいらして頂ければと思います。
歯周病学会の見解では、砂粒ほどの歯石が残っていても悪影響を与えるといっています。抗生物質や市販の歯周病にきく歯磨剤だけではなく、しっかりと病院で除石してもらうことが歯周病治療の第一歩になります。
このとき歯の表面の歯石だけを取り除くのではなく、歯ぐきの中にある歯石まで除去することが大切です。歯ぐきの中に歯石が残っていれば、結局歯周病は進行して歯を失うことになります。