むし歯治療の補綴物(つめ物やかぶせ物)では、これまで粘土のような素材でお口の型を取り、さらに石膏型をつくるといった過程が必須でした。そのため、型取りのときにわずかな誤差が出たり、時間を経ると変形したりといった具合に、精密さに欠けるといった難点がありました。
それらは歯科技工士の技術によってカバーされていましたが、型が完成してくるまでに1週間ほどかかるのが常で、その間に治療中の患部にむし歯菌がついてしまうリスクも大きくなって、実のところあまり効率のよくない方法だったのです。
そこで登場したのがセレックシステムです。これはセラミック製の補綴物などの作製から装着まで、たった1時間ほどで行うことを可能にしたマシンです。セレックシステムが登場して、むし歯治療などにスピードと効果、効率の点で革新的な進歩をもたらしました。セレックシステムは、いわば高性能な3Dプリンターのようなもので、これを有効活用することで、むし歯治療などが効率などの点で格段に向上し、また患者さまにとっても気軽に受けやすい治療になったといえます。補綴治療でセレックをご希望の場合には、まずはご相談ください。