歯肉炎と歯周病の違い②
みなさん、こんにちは!
大和市にある「大和東さくら歯科」の院長、神賀緑郎です。
前回の続きです。
歯肉炎の話をしましたが、同じような症状なのに歯周病は何が違うの?
歯周病は、歯肉炎の重症化したものです。
出血もあります。ポケットもあります。炎症もあります。
しかし、歯肉炎の歯肉に限局した炎症ではなく、歯周病は歯周組織(歯を支えている組織)の炎症です。
進行すると骨吸収まで起こります。
骨吸収が起こると歯が支えきれなくなり、歯が揺れ、最終的に歯が抜け落ちてしまいます。
またポケットも真性ポケットになり、歯肉の退縮が始まります。
歯肉炎と違い、外科的な治療をしないと歯肉は元の位置にはもどりません。
治療も根気がいるものになります。
また、自覚症状があまりなく、歯が揺れてきた時点で気づく方もいらっしゃいます。
とても厄介ですよね。
小さなサインを見逃さないでください。
定期検診はとても重要になってきます。
最近歯医者に行ってないなと思う方、ぜひいらしてください。
お待ちしております。